『チャンスがやってくる15の習慣』は1時間で読める、人といい関係性を築くためのバイブル
足立佑介です。
私は営業の仕事をしていることもあり、第一印象にとても気を遣うのですが、やはり人との関係性づくりが上手い人とそうでない人がいるなと感じます。
この問いに答えてくれる本 『チャンスがやってくる15の習慣』について書いていきます。
(レス・ギブリン (著), 渋井 真帆 (著)『チャンスがやってくる15の習慣』ダイヤモンド社、2007)
1、人は自分が一番大事?!だからこそ相手を大切にする姿勢を示す
『人間とは、もともと自分のことしか考えない生き物です。関心があるのは自分自身であって、そもそも他人に興味はありません。これが人間の本性です。』p.24
チャンスがやってくる習慣の1つ目にこれが出てきます。人は自分に興味がある生き物であることは人間が絶滅するまで変わらない本質だとまで書かれています。この基本を踏まえてこそ、よい人間関係を築くパワーが身につくといいます。
振り返ってみると、営業の現場でも営業の成績がいい人ほどお客さんを喜ばせることが得意です。お客さんから来たメールには即効で返す、質問が来たらすぐに返答をする、お礼のメールを心を込めて送る、など「あなたのことを大切に思っています」という気持ちを言葉や行動で明確に伝えています。
人は自分が大切にされている、特別に扱われていると感じると誰しも嬉しいものです。
2、自分の意見は「ある人」の意見として語る
先ほどの話に付随するのですが、人は自分が大好きな生き物です(笑)
だからこそ、目の前で自分の意見を否定されたり、反論されたりするのは好ましく思う人は少ないです。
しかし、人と話していると意見や考えを伝えたい時があります。そういった時は自分の意見を人の考えとして伝えていく方法があります。
例えば、自分が仕事のバイブルとしている本があるとします。人に勧める時に自分なりのおすすめな点をもちろん伝えるのも大事ですが、「ホリエモンが雑誌でおすすめしてた本」だとか「営業で一番の●●さんが営業について学ぶにはこれだけ読めばいいって言ってた本なんだよね」と勧められるとより価値があるように感じませんか。
このように自分以外のある人の意見として語るとより一層話に説得力が増します。
3、自分には価値がある、と信じる
人と対峙していく上で、自分の価値を信じることが実は大切です。自分の価値を信じることが自己信頼になり、自信が溢れる態度や行動になるからです。
もし私が営業を受ける側だとしたら、何かを買うなら自信を持ってプレゼンしている人からモノを買いたくなります。逆に自信がなさそうに伝える人からは不安を感じてしまします。
だからこそ、自分が伝える側になる時にも自分に自信を持つスイッチを入れるためにも自分の価値を信じることが大切になってきます。
自分が自分をどう見ているか、が目の前の相手に語らずとも伝わっていると思うので、自分に価値を感じられるくらいの努力をこれからもしていきます。
マコなり社長の動画を見たら今日からが成長のチャンス?!おすすめ動画2本
足立佑介です。
マコなり社長のYouTubeにはまっています。
マコなり社長とは、30歳にして従業員約500名の株式会社div(人生にサプライズを - 株式会社div)を経営する経営者です。事業内容としては、通常2年かかるプログラミングを10週間で終えられると評判のプログラミングスクールTECH CAMP(テックキャンプ)の運営です。また、YouTubeではチャンネル登録者数約65万人を突破し、まさに時の人です。
マコなり社長のYouTubeは職種関係なく今日から役立つ有益な情報だらけなんです。仕事で実践していけば仕事の能力が上がること間違いなしといっても過言ではないと思います。
今日はそのマコなり社長の動画の魅力をおすすめ動画とともに伝えていきます。
1、人からの評価を得るのではなく自分の納得のいく生き方をする
マコなり社長は大学生時代からプログラミングを学び、インターンで働いていました。インターン先からスカウトされるほどに優秀だったマコなり社長ですが、いざ就職となると自分は本当にこのままでいいのだろうか、と迷いが生じ始めます。
そこで、人生を変える出会いがあります。
岡本太郎さんの著書である『自分の中に毒を持て』との出会いです。その本には初め周囲には落書きと言われながらも自分の絵に信念を持って書き続けた岡本太郎さんの生き様が書かれています。
マコなり社長が一番印象に残っているという一文は下記です。
「人間にとって成功とはいったいなんだろう。自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかではないだろうか。夢がたとえ成就しなかったとしても、精一杯挑戦した、それで華やかだ。」
■1993年 青春文庫 岡本太郎 『『自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間"を捨てられるか』』より引用
本との出会いをきっかけに自分が心からやりたいことに気づき、起業していく道を選ぶと決めます。淡々とした口調なのに、感情に訴えかけてくる動画です。
自分の人生を考えるきっかけになると思います。
2、見れば仕事が早くなる?!仕事が遅い人がやっていることとは
マコなり社長の仕事論に関する動画の中でもおすすめの動画です。500人の従業員を仕事をしてきたマコなり社長だからこその仕事を早く終わらせるためのノウハウが詰まっています。
結論、仕事を早くする一番の方法は上司や同僚に意見をもらいながら仕事をすることです。こう聞くと中には忙しそうで聞きづらいと感じる方や仕事は自分で考えてやるものだと思う方もいるかもしれません。しかし、仕事について聞いて嫌がられることは普通の人であればそうそうありません。
また、仕事について意見を聞けるような普段の関係性づくりが大事です。マコなり社長いわく「ギブ」していくことがポイントです。仕事で出来る作業を手伝うだとかアドバイスを受けたことをすぐやる、ちょっとした変化に気づくといったことです。仕事が出来る人は自分が普段からギブをしているからいざという時に仕事で協力し合えるのです。
そういった人間関係を上手く築ける人が仕事の出来る人だということですね。
まだおすすめしたい動画が沢山あり、見るだけで学びになる動画が満載なので是非見てみて下さい。
『秒で決めろ!秒で動け!』ラファエルさんがYouTuberとして経営者として結果を創る習慣とは
こんにちは。足立佑介です。
ラファエルさんの『秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント』を読みました。
『秒で決めろ! 秒で動け! ラファエル式秒速タイムマネージメント 』
2020年 出版社::宝島社 著:ラファエル
ついついこういう「とことん仕事しろ!!!」という雰囲気の本にひかれてしまいます(笑)ラファエルさんといえば、自衛隊、法人営業といった経歴を持ち、今では、法人8社、チャンネル登録者数151万人超(2020年3月現在)の時給日本一のYouTuberとして、経営者でもYouTuberでも大成功されている方です。
そんなラファエルさんがなぜこんなにも何をやっても結果を創れるのかをぎゅっと濃縮された本がこちらの本です。
どんな仕事をしていても役に立つことばかりだと思いますので、まとめていきます。
1、第六感を信じて秒で決めて、秒で行動する
ラファエルさんが法人営業の仕事をしていた時に大切にしていたことがスピード重視で動くことです。契約して下さったお客さんになんで自分を選んでくれたのか聞くと、【一番早かったから】という理由が多かったそうです。
自身の実体験からスピード重視で動く大切さを体感しているラファエルさん。YouTuberとして経営者として仕事を新しい案件を決めていく際にもその考えは変わりません。周囲に驚かれるほどの速さで意思決定し、実行していくのです。
YouTubeを始めたのも、今のように広まる前にこれは大きなチャンスだと感じ、直感のままに動き始めたと語っています。
第六感いわゆる直感、でいいと思ったものは少しでも自分が心を動かされている証拠なので、それに従うようにしているとのことです。
私もどちらかというと直感で、おもしろそうだと思ったことには飛び込むタイプなので、個人的にはとても共感しました。それで苦労することはあれど自分を成長させてくれることは間違いないので一度も後悔したことはありません。
タイトルにもなっている【秒で決めろ】というのは、決断する時の慎重さはいらないというわけではなく、決断する時の直感にはこれまでの経験や蓄積された中での判断なのだからそれを信じ、まずやってみようというメッセージが込められています。
2、何もしないのが一番損、どう前進するかに集中して改善する
秒で決めて秒で実行するラファエルさん。それだけに上手くいくこともあれば、上手くいかないことももちろんあります。ラファエルさんの信条として、何もしないのが一番もったいない、どう前進するか最大限考えながら改善するだけという考えを大事にしています。
失敗は初めは誰でも怖いものです。しかし、改善してまた挑戦したらいいと思うと少し気が楽になりませんか。大事なことは失敗をしないことよりも改善をしているかどうかと考えることが出来ます。
3、上達したいなら、とことん真似をする
上達したいなら、真似することが一番の近道だとラファエルさんは語っています。それは法人営業をしていた時に憧れの先輩をとことん真似をして結果を創っていった経験があってこそで、全ての仕事の経験が今に生かされています。
どうしたら最短で結果を創れるか、にフォーカスをしてとことん効率化し、努力を続けるラファエルさん。私も決断と改善のスピードを上げて行動していきます。
『ワンダー君は太陽』はありのままの自分を受け入れ、変化する大切さを教えてくれる映画
足立佑介です。
『ワンダー君は太陽』を見ました。
wonder-movie.jp
『ワンダー君は太陽』
2017年 キノフィルムズ 監督:スティーブン・チョボウスキー 出演:ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ他
この映画はこんな人に見て欲しい映画です。
・勇気の出る映画が見たい人
・人と接するのが好きな人
・心温まる映画が見たい人
原作の小説がヒットしたことがきっかけで映画化された作品です。
主人公オギーは遺伝子障害を持って生まれ、顔の形が変形しており27回もの手術を子どもながらに経験していました。そのため、顔はみんなとは違う顔立ちをしていました。わが子を傷つけまいと両親の計らいで学校には通わずに自宅学習を続けていたオギーですが、学校に通い始めることを決めます。
この物語は作者のR・Jパラシオが実際に経験したことを元に書かれています。
彼が娘と出かけているときに、頭蓋骨に障害を持った女の子と出会い、それにびっくりし娘が大声で泣き出してしまいます。女の子を傷つけてはいけないと娘をなだめようとしているうちに女の子の母親はおだやかな表情で帰っていきます。
その時R・Jパラシオは自分はどういう対応をしたらよかったのだろうと考えたといいます。だからこそ『ワンダー君は太陽』では自分とは違う存在(それは見た目だけではないかもしれない)を受け入れる時の感情がリアルに描かれています。
【※下記よりネタバレを含みます】
1、共感せずにはいられないそれぞれの気持ち
ワンダーではオギーだけではなく姉のオリヴィアや初めて出来たオギーの友人ジャック、サマーなど同じ時間に対して多視点で話が進んでいきます。
例えば、オギーの親友のジャックがなぜオギーを傷つけるようなことを言ってしまったのか、オギーと一緒に過ごす中でのジャックの心境の変化など、ジャックがオギーに直接語るわけではなく、描かれています。
見ている私たちからすると、「なんでこんなこと言ってしまうんだろう」という気持ちと同時に「こういう時あるよね。」と共感してしまいます。
2、自分の行動次第で世界は変わる
この映画を見ていると、自分の行動を変えることで周囲は少しずつ変えられることを学びます。
オギーは自分の見た目が人と違うことで悩み、自分が普通の子と違い醜いから仲良くなれないんだと毎日悲しい気持ちで学校に行きます。
しかし、自分から勇気を持って話しかけることで、友人に自分から心を開くことが出来るようになります。
姉のオリヴィアは弟に構ってばかりの両親を気遣い、自分のことを表現できずに高校生になりますが、ひょんなことから演劇部に入り、自分を表現し人に伝えることを学びます。
親友のジャックは、周りに合わせて取り繕っていた毎日を過ごしていましたが、友人に自分の気持ちをぶつけた時に、本当に大切にしているものを見つけます。
それぞれが完璧ではないし、失敗をします。そういった感情を映画の中で大切な一人の存在として丁寧に描き出しています。失敗してもいいし、器用でなくてもいいから、一歩踏み出して行動してみよう、と勇気をくれる映画です。
『世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう』技術スキル以上に今必要なものとは
足立佑介です。
今回は『世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう』について書いていきます。
これからの社会に生きていく日本人へのメッセージが詰まった1冊です。
1、日本人はルールを守ることは得意だけれど、ルールを創ることは不得意?
皆さんは世界から日本人がどう見えているかを考えたことがありますか。
実は、日本人は自分でルールを新しく作りだすのが不得意だと言われています。
それをわかりやすく示したエピソードが本の中で出てきます。
日本人は環境に個人を合わせようとします。一方、欧米人は環境を変えようとします。日本人の場合は台風が来たら2、3日我慢すれば過ぎ去るだろうと、自然に対して抵抗しても無駄だと考えるのが普通です。
しかしアメリカや中国は、竜巻や台風が起こるのだったら、そのコースを変えるような雲が出来ないかと真面目に考えます。
引用: 2012年 フォレスト出版 奥山 真司 『世界を変えたいなら一度"武器"を捨ててしまおう』32Pより
日本人と海外の方の考え方の違いがよくわかるエピソードですよね。
ルールを守ることが得意な日本人だからこそ、これまでモノづくりを中心に国の技術力を発展させてきました。
しかし、モノづくりではアジア諸国で日本人よりも安い人件費で、変わらない、もしくはそれ以上の品質のモノが創れるようになってきています。つまり、技術だけでは勝てない時代となっています。
だからこそ、これからは自分たちでルールの創り手になっていくことが必要とされています。
2、武器を捨てて、一歩踏み出す
ここでいう武器とはスキル・技術のことです。
日本人の武器であった技術やスキルだけでは生きにくい時代になってきています。
なぜかというと、スキルは真似されやすいものだからです。代えがきくとも言えます。
あなた自身のどうなりたいか、どんな世界観で仕事をするかというビジョンが大切だと本書では訴えています。
ビジョンといきなり言われてもなかなかすぐには難しいかもしれません。しかし、技術スキルに捉われるのではなく、自分個人の価値として何を実現できるかを思い描きながら動いていくと、見える景色は変わってくると思っています。
『百円の恋』は安藤サクラさんなしには語れない!魂こもる演技に魅了される作品
足立佑介です。
安藤サクラさんは本当にすごい女優さんだと心底思いました。安藤サクラさんの作品は『万引き家族』で初めて触れたのですが、2作ともいい意味で安藤サクラさんという感覚が全くなく、役そのもので立っている感じがします。どのセリフも、生きた言葉という感じがします。
『百円の恋』
2014年 SPOTTED PRODUCTIONS 監督:武正晴 出演:安藤サクラ、新井浩文他
万引き家族についてのブログはこちら
百円の恋では、自堕落な引きこもり生活を続ける一子(いちこ)を演じ、ひょんなことからボクシングに目覚め、成長・変化する女性を演じています。
冒頭では一子が背中をぼりぼりかきながら、ゲームをしているシーンがだらしない女性の印象を与えます。しかし、物語が進むにつれて一子がボクシングに打ち込み、目つきから体つきまでその姿はアスリートさながらです。
映画の冒頭と終盤では、一子が別人のように見えます。それもそのはずで、なんと撮影の為に役作りとして体重を増やした後に、10日間でボクサー級の体型にダイエットを遂げています。まさに女優魂の賜物です。
さらに驚くことに、この作品に出合う直前にサクラさんは芝居が出来なくなっていたそうです。
そこに、母親から「あなた、ボクシングの経験もあるし、この役って絶対サクラだと思うんだよね」と「百円の恋」のオーディションの新聞記事を見つけてくれたことが映画に出演するきっかけになりました。
結果として、監督からも安藤サクラがいなければこの映画は出来なかったと思う、と後に語る程の存在感を残しました。
安藤サクラさんは出会うべくして出会った作品なのかもしれません。
この映画は松田優作賞グランプリを始め多くの賞を受賞し、高い評価を得ています。
人は何かきっかけさえあれば、驚くほどに変化する可能性を秘めていると感じる作品です。魂のこもったこの映画をぜひ見てみて欲しいです。
『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』父が教えてくれた祐介に伝えた未来へのメッセージとは
足立佑介です。
上京という言葉を聞くと、挑戦や新しい生活というイメージがあります。東京に移り住むことで、環境を変えて新しい生活をしていこうと意気込んでいる人も多いかと思います。その中でも私と同世代の人におすすめしたい一冊が『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』です。
『上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え』
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
著:喜多川泰
物語は、主人公である祐介が上京を、ところから始まります。一大決心をして東京へ出てきただけに、やりたいことを見つけ自分の夢を叶えると決めてわくわくしています。
祐介には成功者になるという夢があります。だから、自分のやりたいことを見つける、そのために資金を用意する、と。
そのためには、仕事も誰よりも一生懸命にし結果を残し、出世をしていきます。しかし、20代を終え、30代を終えてもやりたいことが見つからなければ、資金もちっとも溜まらない、悶々とした毎日が過ぎていきます。
そして結婚、子育て、マイホーム、仕事を持つ責任が大きくなるにつれて、足はどんどん動かしづらくなっていきます。
最後まで読むと、祐介を通して父が何を伝えたかったのか、そして成功とは何か。
普段は本を読まないという方もすらすら読める1冊ですが、祐介の物語を読んで、世代関係なく感じることが多くあると思います。祐介の通ってきた道が日本の多くの人が辿ってきた道のように感じてきます。
祐介の通ってきた道が日本の多くの人が辿ってきた道のように感じてきます。
ページを進めながら自分の人生と照らし合わせて、考えてみて欲しいです。